【第3回】低単価過ぎる依頼だと思ったら公式アカウントから!対策はあるの?:悪質クライアント格闘記

【第3回】低単価過ぎる依頼だと思ったら公式アカウントから!対策はあるの?:悪質クライアント格闘記

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私はクラウドソーシング媒体のみで仕事をしています。理由は報酬の未払いリスクなどを避けるためだったり、事務関連を簡略化するためだったりもします。

その時々で割りの合う仕事があるかがかわってくるので、複数のクラウドソーシングサイトを併用しながら仕事をしているわけですが……

毎日のように箸にも棒にもかからないような低単価の依頼がメッセージで送られてきます。

「言うだけならタダですけどねー」ということで、大抵はスルーして悪質な案件は通報、しつこいならブロックしているわけですが……

ある日、クラウドソーシングサイトの公式アカウントから『超低単価』の依頼が来たわけです……

■自己紹介

■今回のバトル相手

大手クラウドソーシングの公式アカウント(?)

問題1:相場の数十分の1クラスの低単価依頼

問題2:一度にかける募集が数千件単位

問題3:過去評価に連絡が取れなかったというトラブル

■戦いの初手は運営に『低単価過ぎる』という報告をあげることから

 公式アカウント?「スマホで画像を撮って送るだけ!隙間時間でできるお仕事です!」

手元に届いたのはタスク(単発の作業依頼)へのスカウトでした。ただし、「桁が間違ってませんか?」というレベルの低単価案件だったので、まず、

 しらたま。「運営に報告あげとこう」

と、運営に『報酬が安すぎる』という報告をあげました。大手クラウドソーシングサイトでは規約違反を簡単に通報できる他、運営に『報酬が安すぎる』など意見を送るシステムがあります。サービス向上のために色々な意見をフィードバックできるのですね。

次に考えたことですが……

 しらたま。「というか、これ、本当に公式アカウントか?」

実はクラウドソーシング業界は成りすましが多いのです。大手クラウドソーシングサイトのロゴをそのままプロフィールに転用したり、「○○公式」というクライアント名にしたり。

アカウント捨てるつもりで「嘘、大げさ、紛らわしい」を地でいくケースもあります。悪質だと感じたものは一応通報してはいるのですが…… まぁ、根絶はできないですよね。

念のために確認したところ、プロフィールに事務局公認アカウントの認定マークがついていました。認定マークつけるためには審査が必要なので、経済的なバックボーンなどはしっかりしていると推察されます。

もちろん信頼性の向上にも役にたちますが、依頼の単価が相場の数十分の1となると「事務局公認でそれでいいの?」となるのですが……

しかも過去の募集内容は非公開情報で確認できない状態になっているという。

 しらたま。「え? タスクで大量募集した後で非公開にするの?」

守秘義務とか気になるなら最初から『非公開案件』にして報酬高めにして募集する人を絞り込んだ方がいいと思うのですが……

チェックされて困るようなことでもあるんでしょうかね?

しかも、過去の仕事の実績見るとトラブル起こして評価下げている履歴もあったので、突っ込みどころが多すぎるなぁと。

■直接運営企業に問い合わせてみました

アカウントの実績とか各種情報をチェックした結果、不審な点しかなかったので運営会社にメールを投げることにしました。

 しらたま。「公式アカウントと思われるアカウントから報酬が相場の数十分の1の依頼が出ていますが、本当に公式なんですか?(意訳)」

翌営業日にはすぐに返信がきました。

 運営「弊社の公認アカウントであることを確認しました。情報は社内で共有させていただき、単価の見直しも検討します。報酬については規約上クライアントとのやりとりが原則になりますので、クライアントとご相談下さい(要約)」

返信は半分くらいがテンプレートでしたね。まぁ、本来報酬の話はクライアントと直接するもので運営は関わりませんから。でも、運営元一緒ですよね? という例外。

同じ企業でも部署分かれると話が伝わらないことがあるのも知ってますが、「あちこちで声上げないと全く伝わらない」ことがあるで連絡するにも場所増やした方がいいです。

 しらたま。「うーん、引っ掛かりますけど、まず様子を見ますか…」

やることはやったので後は改善することを祈ります。まぁ、また問題あると感じたら各方面に意見投げますけど。

あ、念のために書いておくと別の媒体に同じ素材投稿した方が稼げる可能性が高い案件でした。

簡単な画像でも、フリー素材として登録するだけで1ダウンロード数円の報酬が発生する媒体とか、1枚で100円とかで買えるサイトとかもあるんですよ。著作権に気を使う人は増えているので、オリジナル素材というだけでも結構価値があるのがポイント。

安く見積もられることは多いのですが、素材の撮影は専門家がいるくらいですから結構な価格になるのです。

■結果:やることはやったので対応待ち

現状はやるべきことをやったので対応待ちの状態になっています。一番簡単な対策は「ブロックする」なのですが、状況を見守るためにブロックは控えています

大手クラウドソーシングサイトでは受発注者共にブロック機能が存在し、ブロックしたアカウントとはメッセージのやり取りや仕事の受発注が出来なくなります

「公式アカウントをブロックしていいの?」と思われる人もいるかもしれないのですが、そもそも募集する分野や単価にあわせて公式がアカウントを使い分けるというのもザラなのですよね。

過去の仕事募集の履歴を見て採算の取れないクライアントならばっさり切る方が労力はかからないです。私は積極的に通報したりして改善を促してプラットフォーム自体を良くしたいと考えていますが、手ごたえ感じるのが難しいので他人へのおすすめはできかねます。

公式から割りのいい案件が飛んでくるのは先端分野で仕事をしている人自体が少ない時など真剣にヘッドハンティングが必要な場合くらいですしね。

私の場合は仮想通貨ブーム時に仮想通貨の運用経験があることをプロフに書いていたので、直接打診が来たことがあります。(応募数が多すぎたので辞退しましたが)

公式と一言で言っても、大きな組織になればどこに行くかで温度差が出ることもあります。いざ取引を始めてもちゃんとした人が対応してくれるとも限らないですし、理念やコンプライアンス意識が末端まで浸透しているとも限らない。

「公式だから大丈夫!」とか安心せずに自衛の意識を持つことは重要ですよーということで。

次回→【第4回】要望山盛り!問題クライアントに妥協を促す交渉術!:悪質クライアント格闘記

初回→【第1回】高品質って何なのさ?!注意が必要なクライアントの見分け方:悪質クライアント格闘記

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専業クラウドワーカーでフリーライター。収入アップよりも書く事にこだわる叩き上げ。 Twitterではクラウドソーシングの相場の情報のほか、連載に関する情報も発信しています。

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