【第2回】取材の申込み時には、企画書を作成しよう~ましろ流!インタビュー記事の書き方を徹底解説~

【第2回】取材の申込み時には、企画書を作成しよう~ましろ流!インタビュー記事の書き方を徹底解説~

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「インタビュー記事の書き方を徹底解説」の連載、第2回です。

前回は、インタビュー記事を書くメリットや実績の作り方など、前置きの話だけでしたが、今回から本格的にインタビュー記事の書き方に関する内容をしていきたいと思います。

……とは言ったものの、インタビュー記事を書くためには、まず取材相手にインタビューを申し込み、承諾を得なくてはいけません。忙しいなどの理由で断られてしまう可能性もあるでしょう。

少しでも申し込みの成功率を上げるための方法のひとつが、インタビューの企画書を提出することです。何を目的にしたインタビューなのか、何を質問するのかなどを文書にまとめることで、先方の信頼感を得られ、承諾を取りつけやすくなります。

相手のためにも自分のためにも、企画書を作成しよう

取材の申し込みは、基本的にメールで行います。相手のメールアドレスが非公開の場合は、サイトのお問い合わせフォーム、SNSのメッセージ機能などを利用しましょう。

企画書は、WordファイルやPDFファイルの形式で作成し、メールに添付します。「企画案」として、メール本文にそのまま書いても構いません。

インタビューは、する側はもちろん、される側も「どうして自分に?」「何を訊かれるんだろう?」と緊張するものです。有名な方だからといって、インタビュー慣れしているとは限りません。

要点をまとめた企画書を提出することで、インタビューの目的が明確になり、先方の承諾も取りつけやすくなります。

また、この企画書は相手だけでなく、自分自身の役にも立ちます。いくつかの取材案件を同時並行で薦めていると、「この人には何のためにインタビューするんだっけ?」と最初の目的を忘れてしまいがちなので、企画書を読み直すことで本来の目的を思い出せるのです。

企画書に記入する項目

それでは、企画書にはどのような項目を書けばいいのでしょうか。

以下の項目は、私が個人的にインタビューを依頼する際に記載しているものです。

他にも書いておいた方がいいものもあるかもしれませんが、最低限必要な項目は列挙できているはずなので、参考にしてみてください。

掲載メディア

インタビュー記事を掲載予定のサイトのURLを記載します。

公開予定日

○月末など、ざっくりで構わないので記事の公開予定日を記入します。

大きなイベント(マンガ家さんへのインタビューなら、新刊の発売など)にあわせたインタビュー記事の場合、そのイベントの前に公開するのか、イベントの後に公開するのかも書いておきましょう。

その予定にあわせて、取材日や校正のスケジュールを調整してもらえる可能性があります。

取材対象者

マンガ家さんなら編集担当者、芸能人ならマネージャーなど、本人だけでなくその関係者にも質問をしたいのであれば、その旨を明記しておきます。

取材の目的

この部分が、企画書の中で最も重要です。

何を目的にしたインタビュー記事なのか、なぜあなたにインタビューさせてほしいのかを記入します。

ここがはっきりしないと、「そもそも自分じゃなくて、他の人にインタビューすればいいのでは?」と先方に思われかねません。

何がなんでもあなたの話が聞きたいんです、あなたじゃなきゃダメなんですという熱意が伝わるよう、可能な限り詳細に書きましょう。言わば、履歴書の志望動機のようなものです。

取材内容

インタビュー時にどのような質問をする予定なのかを、大まかに2~3個記入します。

マンガ家さんへのインタビューの場合なら、以下のようなイメージでしょうか。

  1. 連載が始まった経緯
  2. メインキャラクターの誕生秘話
  3. 先生がマンガ家になろうと思ったきっかけ

細かい質問項目は、ここからさらに掘り下げて、取材当日までに選定します。詳しくは、連載の第3回で。

取材日時・場所

取材日はいくつか候補を出して、先方の都合も確認しながら決めていきます。

開始時間も同様ですが、だいたい何分くらい(1時間、2時間など)のインタビューかは先に伝えておくと、相手側もスケジュールを立てやすくなります。

場所は、掲載メディアや先方の事務所で行うのが一般的ですが、個人で依頼する場合は静かなカフェなどでもいいでしょう。カフェでインタビューって、なんとなく憧れませんか?(聞かれても)

取材チーム

自分(ライター)以外の人間も取材に同行するのであれば、その旨も明記します。具体的には、掲載メディアの編集者、カメラマン、前回の記事にも書いた同行アシスタントなど。

これは、先方が取材場所をセッティングする場合に、関係者が多くて部屋に入れなくなるのを防止するためです。

謝礼

メディアを通しての依頼であれば、ライターが謝礼について考える必要はありません。

逆に、個人でインタビューを依頼する場合は、謝礼の有無、金額、支払い日は必ず記載しましょう。

謝礼は、ライター・メディア関係者の間でも出すか出さないかで意見が分かれているみたいですが(大半は「出すべき」という意見ですが)、私は取材相手には謝礼を支払うべきだと思います。

対面インタビューだと、質疑応答で最低でも1時間。移動時間を含めれば、下手すると半日近くは相手の時間をいただくわけですからね。

支払い方法は、口座に直接振り込んだり、商品券などを渡したりするのが一般的です。現金での手渡しは、支払った(受け取った)証拠が残らないので、避けた方がいいでしょう。

私のおすすめは、Amazonギフトカード。コンビニで商品券タイプも買えますし、メールで送れるEメールタイプもあるので、送る側も受け取る側も便利です。

【参考】企画書のテンプレート

コピーしやすいよう、この記事で解説した企画書のテンプレートを以下に掲載いたします。

適宜、項目を追加・削除したり順番を入れ替えたりしてご利用ください。

――――――――――――――
■掲載メディア

■公開予定日

■取材対象者

■取材の目的

■取材内容

■取材日時・場所

■取材チーム

■謝礼
――――――――――――――

まとめ

  • 取材の申込み時には、企画書も一緒に提出すると先方の承諾を取りつけやすくなる
  • 企画書に書く項目は、取材の目的、主な質問項目、取材の日時・場所、謝礼の有無など
  • 企画書を用意しておくと、「何のためのインタビューなのか」を自分で振り返る手助けにもなる

もちろん、企画書を作ったからといって、必ず取材の申し込みが成功するわけではありません。しかし、相手の信頼感を得るためにも、用意するに越したことはないでしょう。

特に個人で申し込む場合、企画書の作成、あるいはそれに準ずる内容をメールに記載するのは必須といえます。メディアの後ろ盾がない以上、「興味本位ではなく、仕事として申し込んでいる」「ぜひあなたにインタビューさせてほしい」という熱意を伝える手段にもなります。

次回 →取材当日までに準備しておきたいポイント

初回 →インタビュー記事のメリットとは?実績はどう作る?

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4コマ好きのフリーライター兼ブロガー。最近はインタビュー記事にも挑戦中。

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