【第5回】初心者必見の簡単なプロットの作り方を紹介!~スマホで恋愛ノベルを書いちゃおう!講座~

【第5回】初心者必見の簡単なプロットの作り方を紹介!~スマホで恋愛ノベルを書いちゃおう!講座~

Pocket
LINEで送る

スマホで恋愛ノベルを書いちゃおう!講座の第5回!
今回はプロットの作り方について解説します。

いままで創作をしたことがない方はプロットという言葉にあまり馴染みがないかもしれません。
プロットとは作品の設計図に当たるもので、その書き方は人によって多種多様。
緻密に設計してから執筆に臨む人もいれば、プロットなんて書かずにいきなり執筆する人もいるとかなんとか。

万人共通誰にでもオススメできるプロットの作り方というものは存在しないので、初心者はここで躓いてしまうことも多いです。
「プロットはどうやって作ればいいの?」「何を書けばいいの?」「そもそもプロットって必要なの?」
初心者が悩みがちなこうした疑問に答えるべく、これから初心者にとって本当に必要なプロットの作り方を解説していきます!

初心者にプロットは本当に必要?

まず最初に断言しておきますが初心者にプロットは必要です
プロットを作ることで作品の大枠が定まり、当初の予定から物語がブレて収拾がつかなくなることを防いでくれるからです。

ただ、緻密なプロットを作る必要はありません。
初心者がプロットに力を注ぎすぎるとそこで燃え尽きてしまい、執筆に移る体力がなくなってしまうことが多いからです。
短編ノベルであれば長編ほどの緻密さは要求されませんし、作品を執筆したい意欲が先行している方ならなおさらプロットに時間をかけるのは悪手だと思います。

そこで、初心者がプロットを作るにあたって必要最低限決めておきたい要素を考えてみました。
これだけ決めておけば物語がブレることもないですし、プロット作りに時間を取られすぎてモチベーションが落ちることもありません。

最低限決めておきたいプロット要素

目的・障害・打開策の三大要素

一番最初に決めておくのは前回紹介した物語の三本柱。

  1. 主人公の目的
  2. 目的達成を阻む障害
  3. 障害を乗り越える打開策

ノベル執筆を航海に例えるならこれらの柱はいわば灯台にあたるもの。
大まかな進路を照らしてくれる重要ポイントなので、絶対に書き出しておきましょう。

前回サンプルとして紹介した『シンデレラ』をもとにしたネタであれば

    1. 目的→「あこがれの先輩と付き合う」 主人公(地味で暗い女の子)があこがれの先輩(学校のアイドル的存在)に見初められる話。

 

    1. 障害→「自分への自信のなさ」「他の女子からの妨害」 恋愛に疎く自分の容姿に自信がないので先輩に恋心抱いても行動に移せない。 先輩を狙う女子はたくさんいるので取り巻きの女の子が妨害してくる。

 

    1. 打開策→「オシャレやメイクを学んで自信を持つ」 主人公を助けてくれるクラスメイト(オシャレとメイクの達人)が現れる。 自分に自信が持てるようになり先輩へアプローチできるようになる。 先輩も主人公に興味を持つようになりコンタクトを取ってくるようになる→他の女子からの妨害を無効化

 


このように物語の中での流れを付け加えておくと自然に話の中に盛り込めるようになります。

とりわけ打開策については、何故それによって障害を乗り越えられるのかが重要になってくるので、あらかじめ具体的な理由を書き起こしておきたいところです。
こう書かなければならないというルールはないので自分が理解できれば走り書きのような形でも構いません。
可能な限り具体的に作っておくことで執筆がスムーズに進みます。

登場人物リスト

次に決めておきたいのが登場人物リストです。
これを決めておくことでキャラクターがブレにくくなります。
行き当たりばったりで書いてるとキャラの性格がちぐはぐになってしまうことがありますからね。

リストを作る際には以下のものを書き起こしておきましょう。

  1. 名前
    キャラクターの名前です。
    かわいくてかっこよくて覚えやすい名前をつけましょう。
  2. 役割
    役割には物語上の役割を示しておきます。
    主人公、目的、目的達成のサポート役など、重要な役割を帯びているキャラクターをはっきりさせておく意味合いがあります。
  3. 特徴(長所と短所)
    キャラクターの長所と短所を決めておきましょう。
    とりわけ主人公に関しては一番描写が多くなるのでかなり具体的に決めておきたいところです。
  4. 互いの関係性
    主要人物との関係性を書いておくことで会話の空気を決めやすくなります。
    会話が発生する間柄だけはっきりさせておけば十分です。

私が作ったものを以下にサンプルとして示しておきます。

    1. 名前→寺川 真

 

    1. 役割→主人公

 

    1. 長所→周囲に気配りできる優しさ、磨けば光る容姿、いざという時に勇気を出せる心の強さ 短所→自分に自信がない、消極的で地味な性格

 

    1. 先輩→あこがれの先輩。 自分じゃ釣り合わないと思いつつも恋心を抱いている。 友人→ほとんど会話したことがないのでどんな人物か知らなかった。 先輩への恋心を察して後押ししてくれたのでとても感謝している。

 


主に物語に関連する事柄を羅列しておきましょう。
もちろん好きなものや血液型、身長体重などを加えプロフィールを充実させても構いません。
物語に直接関わらない要素でも、執筆するにあたってキャラクターの幅が広がるので、いわゆる裏設定的なものを決めておくのも楽しいですしオススメです。

物語の大筋

最後に書き起こしておきたいのが物語の大筋です。

物語の三本柱は大まかな進路を示してはくれますがそこまで辿り着くルートは様々あります。
このまま執筆を始めてしまうとどのルートを辿るべきか迷ってしまうので、あらかじめその道しるべとなる大筋を決めておくのです。

大筋はノベルの下書きにあたるので物語の中で起こる出来事を淡々と箇条書きしていくだけで問題ありません。
チャットノベルは話数を分割できるので1話あたり大体50〜80くらいのセリフ数を目安に区分けしておくと後々わかりやすいですね。

とは言え、大筋からセリフ数を割り出すのはなかなか至難の業。
話数での区分けが難しいと感じたら以下の4つのセクションに区分けしてみてください。

  1. 主人公の紹介と目的の説明
  2. 目的達成を阻む障害の登場
  3. 障害を乗り越えるための打開策を講じる
  4. 目的達成の結果

この区分けに従って私が書いた大筋のサンプルは以下の通り。

    1. 主人公が校内を歩いているところからスタート 廊下で憧れの先輩とすれ違う 先輩に見とれてその場に立ち止まる主人公 周囲の女子も先輩のかっこよさに騒ぎ立てる 主人公はこれまで恋愛経験が一切ないことを心の中で独白 先輩と付き合ってみたいけど自分じゃ釣り合わないとため息をつく クラスメイトがその様子を訝しむように見ていることに気づく 主人公は恥ずかしくなって逃げるようにその場を立ち去る

 

    1. 翌日、主人公は先輩と偶然廊下でぶつかってしまい会話の機会を得る テンパった主人公は何の脈絡もなく自己紹介してしまい、先輩も笑いながらそれに答える 事故のような形とは言え、先輩に自分の名前を知ってもらえたことに喜ぶ主人公 しかし、それを見ていた取り巻きの女子が主人公に詰め寄る 先輩に二度と近づくなと圧をかけられ涙目になりながら逃げる主人公 自分が地味でかわいくない女だと再認識し主人公は先輩への恋心を諦めようとする

 

    1. そんな主人公のもとにクラスメイトの女子が現れる 彼女は先輩に見とれていた主人公の様子からその恋心を見抜いていたらしい 「先輩のこと好きなの?」と聞かれ戸惑う主人公 主人公は磨けば光る逸材だと説得し、クラスメイトは主人公をファッションとメイクで生まれ変わらせてやると言う 主人公は「自分には無理だ」と断りかけるが、クラスメイトの説得により了承する 次の休日、二人はショッピングに出かけ、主人公に似合う服や化粧品を選ぶことに クラスメイトのサポートのおかげで主人公は見違えるほどかわいくなった!

 

    1. 自分に自信が持てるようになった主人公は先輩ともう一度会話するため会いに行く 周囲の女子の目も気にせず主人公は先輩と会話する でも、テンパった勢いでなぜかいきなりデートの約束を取り付けようとしてしまう しかし、その無謀な積極性が功を奏して先輩はデートを了承してくれる その様子を見て他の女子が非難を浴びせてくるが、先輩が外野の声を断ち切る 迎えたデート当日、主人公と先輩はデートを楽しむ クラスメイトのおかげで普段からは見違えるほどかわいくなった主人公に驚く先輩 しかし、デート中にハプニングに見舞われ、せっかくのオシャレが台無しに 魔法が解けてしまったかのように自信を喪失した主人公は落ち込むが先輩は「ありのままの君の方がかわいいよ」と言ってくれる 先輩の言葉でありのままの自分を肯定できるようになった主人公は先輩に告白し結ばれる

 


思っていたよりも長くなってしまいましたが、これで一応結末までカバーできました。
こんな感じで大筋を読むだけで大体の話がわかるような形に仕上げてもらえれば大丈夫です。
詳しい描写は必要ありませんが、前後の流れが繋がるように書いてください。

執筆の際にはこの大筋を見ながら進めていくことになります。
ここまで決めておけば、あとは大筋に沿って話を進めていけば良いだけなので迷う心配もありませんね。

まとめ

  • 初心者が執筆する上で必要最低限のプロット要素は3つ
  • 物語の骨格となる目的、障害、打開策を書き出そう
  • 簡易的な登場人物リストを作ろう
  • 物語の骨格を参考に物語のあらすじを書き起こそう
  • 実際に執筆する際にはこれらのプロットを見ながら進めること

今回は初心者向けの簡単なプロットの作り方を紹介しました。
プロットの作り方って調べてみると本当にいろいろ見つかります。
人それぞれいろんなプロット論を持っていて、絶対唯一の最強プロットというものが存在しないことがよくわかりますね。

今回紹介したプロットの作り方も絶対的な正解というわけではありません。
しかし、プロットの作り方がよくわからない初心者にとっては物語のブレが一番の大敵。
そのブレを防ぐための道標となる重要な要素を紹介したつもりなので、是非参考にしてプロットづくりを進めてもらいたいと思います。

また、実際に執筆する段階でプロットの内容を変更したくなる時もあるかもしれません。
その時は全体の流れをよく見直した上で修正を加え、執筆を進めていきましょう。

次回はいよいよプロットをもとに実際に執筆する上での注意点を紹介します。
お楽しみに!

次回→ノベル執筆の注意点を紹介!(近日公開)

初回→主要チャットノベルアプリ4つを紹介!
前回→簡単にストーリーを作れる裏技を紹介!

Pocket
LINEで送る


Leave a Reply

To report this post you need to login first.
ツールバーへスキップ