【第4回】いよいよ取材当日!相手の本音を引き出す質問術~ましろ流!インタビュー記事の書き方を徹底解説~

【第4回】いよいよ取材当日!相手の本音を引き出す質問術~ましろ流!インタビュー記事の書き方を徹底解説~

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「インタビュー記事の書き方を徹底解説」の連載、第4回。

下準備までの話がだいぶ長くなってしまいましたが、いよいよインタビュー当日の話です。

実は、この記事の下書きを書いている現在も、明日インタビューの予定が1件控えていたりします。何度やっても(というほど実践を積んでいませんが……)、対面インタビューは緊張します。

そこで今回は、「明日は何をすればいいんだっけ?」という自分自身の振り返りもかねて、当日の持ち物と、インタビュイーの方に気持ちよく答えていただくための質問方法についてまとめてみました。

インタビュー当日の持ち物

まずは持ち物について。文字数の都合上、今回の記事に書きますが、もちろん前日までには用意しておきます。

名刺

名刺交換をするときに使用します。インタビューではというより、社会人の持ち物として必須でしょう。

ただ、在宅ライターの場合、営業用の名刺を持っていない方もいると思います。最近は1,000円未満でオリジナルの名刺が注文できるサイトもありますので、取材当日までに作っておくことをおすすめします。

ICレコーダー

インタビュー中の会話を録音しておいて、記事の執筆時に聴き返すために使います。

録音せず、手書きのメモだけで記事を書き上げてしまう方もいますが、慣れないうちは録音しておくことに越したことはありません。

また――幸い私自身はまだ経験がありませんが、「こんなことは言っていない」と相手方とトラブルになったときの証拠にもなります。

ノート、筆記用具

ICレコーダーを使う場合も、手書き用のノートと筆記用具は必須です。

録音できない情報(場の雰囲気、インタビュイーの表情)、記事のタイトルや見出しに使えそうな印象的な発言があれば、欠かさずメモしておきましょう。

腕時計

取材場所に時計が置いてあるとは限りません。インタビューの残り時間を確認するために、腕時計も持って行きましょう。

スマホで時間を確認してはいけないというよりは、インタビュー中に時間を気にすること自体が相手に失礼に当たります。「急かしている」と思われてしまったら心象が悪いですからね。

質問項目をプリントアウトした紙

事前にメールで送った質問項目は、インタビューに同席する人数分プリントアウトしておいて当日持参すると、スムーズに質疑応答ができます。

自分の分は、ノートに質問内容を転写しておき、それぞれの項目間にスペースを空けておくと、メモを書くときに便利です。

インタビュイーの著作物

取材相手が作家さんなら、本人が描いた(書いた)本。そうでない場合も、インタビュイーについて書かれた本や記事があれば持っていきましょう。

インタビュー中にその内容についての話になったときすぐ確認できますし、「ちゃんと調べてきてくれてるんだな」と、相手に誠意を伝えることもできます。

インタビューの流れ

最初は雑談から

前にも書いた気がしますが、インタビューはする側はもちろん、される側も緊張するものです。お互い初対面なら尚更。

最初の名刺交換が終わったあと、すぐにインタビューを始めるのではなく、まずは雑談から入りましょう。その間に、インタビューの準備を進めます。

取材の目的をあらためて伝える

緊張がほぐれてきたら、本日のインタビューの目的をあらためて説明します。インタビュイーには多忙な方も多いはずですから、終了予定時刻も伝えておくといいでしょう。

和やかな雰囲気は残しつつも、ここからは仕事モードに突入します。

録音の許可を取る

インタビューを始めると同時にICレコーダーのスイッチもつけますが、その際「聞き漏らしがないよう、音声を録音させていただきます」と許可を取るのを忘れずに。

ダメと言う方はおそらくいないと思いますが、だからといって勝手に録音を始められたら、誰でもいい気分はしないものです。

インタビュー中の注意点

いよいよインタビューを行っていくわけですが、その際の注意点をいくつか記載します。

回答を深掘りする

事前に用意した質問を順番に聞いていくだけでは、メールインタビューをしているのと変わりません。

何より、たぶん時間が余ると思います。私も最初のころ、60分のインタビューをする予定が40分ほどで質問が終わってしまい、かなり焦りました……。

回答の中で気になるものがあったら、「それはどういうことですか?」「なぜそう思ったのですか?」と、どんどん深掘りしていきましょう。

「結果」だけでなく「過程」も語ってもらうことで、より密度の濃いインタビューになります。

沈黙を恐れない

子どものころの話、自身の内面に切り込んだ話など、すぐには答えが出ず、インタビュイーが長く考え込んでしまうときがあるかもしれません。

普段の会話なら、気まずくなってつい自分から話し出してしまうものですが、インタビューでは沈黙を恐れず、じっくり回答を待ちましょう

相手が深く考え込むような質問ほど、記事の目玉となるような答えが出てくる可能性が高いからです。

もちろん、「ちょっと分からない」と助け舟があった場合は、聞き方を変えたり、その質問は飛ばしたり対応する必要があります。

時間は常に気にする

沈黙とは逆に、インタビュイーの興が乗ってきて、ひとつの話題について熱く語ってもらえる場合もあると思います。

それ自体はとてもありがたいですが、あまりにも長くなりすぎると時間が押して、他の質問ができなくなってしまう可能性があります。

残り時間は常にチェックしつつ、適度なところで軌道修正して、次の質問に移るようにしましょう。

どうしても時間が足りなくなったときは、どうしても聞いておきたい質問だけに絞ります。そのため、質問項目にはあらかじめ優先度をつけておくと焦らずにすみます。

インタビュー終了後も気を抜かずに

ひと通りインタビューが終わったら、ICレコーダーをオフにします。……が、ここで気を抜いてはいけません。

相手がリラックスしているときこそ、ポロッと本音が出てくる場合があるからです。メモを取る用意は忘れずに。

そして最後に、今後のスケジュール――記事の初校をいつまでに提出できるか、記事をいつごろ公開予定か――も相手と認識をあわせた上で取材を終えましょう。

まとめ

  • 話を聞き漏らさないよう、ICレコーダーとメモは併用するのがおすすめ
  • 気になった回答はどんどん深掘りしていき、より濃い話を引き出すように心がける
  • インタビューが終わって緊張が解けたときこそ、相手の本音が聞けることもある。最後まで気を抜かずに

今回は、インタビュー記事で一番重要と言っても過言ではない、インタビュー当日の模様をお届けしました。

帰りの電車の中で、「あの訊き方は失礼だったかな……」「あれについても質問すればよかったな……」と後悔するところまでがワンセットですが(何)、それは今後のインタビューの改善点として心に留めておきましょう。

次回の更新分でいよいよ、記事本文の執筆に取りかかります。ようやくタイトル回収ができるともいえます。

次回 →インタビュー記事の種類と、それぞれの特徴

初回 →取材当日までに準備しておきたいポイント

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4コマ好きのフリーライター兼ブロガー。最近はインタビュー記事にも挑戦中。

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