【第7回】非承認記事はリサイクルできる?損をしないための再利用術:悪質クライアント格闘記

【第7回】非承認記事はリサイクルできる?損をしないための再利用術:悪質クライアント格闘記

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クラウドソーシングに限らずありがちなのが、クライアント都合による理不尽な非承認です。しっかりとコミュニケーションをとれる相手であれば問題はないものの、誤った常識やビジネスマナーなどを元に非承認にされてしまうケースもあるからです。

「句点を文字数にカウントしない」「多いと感じたら非承認」などあきれるような基準を後出しにするような人もいます。

理不尽な要求をするクライアントを避けるのは基本ですが、実際に困るのは却下された記事をどうするかです。実は非承認になった記事はそのまま使えなくなるわけではなく、再利用することも可能なのです。

著作権が譲渡されるのはお金が支払われてから

記事の再利用の基本になってくるのが、記事の所有権が誰にあるかです。著作権が相手に渡っていれば再利用自体ができなくなりますが、著作権がわたっていなければ自分で利用することができます。

一般的な商習慣を踏まえた場合、著作権が譲渡されるのはお金が支払われた段階になります。支払いを受けないうちは著作権は自分にあるため相手が自由にできないのがポイントです。

記事が不採用になった場合や非承認になった場合は、著作権の譲渡自体が行われないのです。たとえば、デザインコンペで不採用になったデザインを、不採用にした主催企業側が流用し訴訟に発展したケースなどもあります。文章も作成した人間が著作権を有していて、権利が守られていることに理解が必要です。

再利用をする場合はリライトをした方が良い

非承認になった記事の著作権は執筆者にあり、他の仕事に流用するだけでなく、ポートフォリオへの組み込み、記事の品質を確認してもらうためのサンプル記事として利用することができます。

注意したいのは再利用する場合はリライトが前提になることです。これは、主観的な理由で記事を非承認にするクライアントはモラルなどに欠けるケースが多く、勝手に使用されたで上トラブルに発展する恐れがあるためです。

著作権者が自分であってもトラブルが起きたというだけで社会的な信用の低下を招く可能性もあります。トラブルを避けるためにもリライトを前提にした上でリスクを避けた方が良いのです。

守秘義務を過剰に求めるクライアントは避けた方が良い

記名記事の仕事を別として、無記名で提出する記事に関しては守秘義務を伴うことが多くなります。注意したいのは過剰な守秘義務を課すクライアントは何かしら問題があるということが多い点です。

誰のための守秘義務化ということを考えるのは重要で、ライターにとってメリットがない内容になっている場合はそもそもライター側の権利自体を軽く見ている可能性が高いのです。それだけ扱いが悪いことも多くなってくるため、何のために守秘義務を守らなければならないかは考える必要があります。

他の業者と比較して価格が安いため自衛のために単価を表をださない業者や、ライターの囲い込みのために過剰な制限を課すクライアントも存在します。

ポートフォリオとしての記事の利用ができない場合は、クライアント自体が下請けで、元受の守秘義務を無視して個人ライターに依頼しているケースすらありえるのです。

権利意識に敏感にならないと本来得られるはずの収入すら奪われてしまう場合があるのです。

権利について考えることが自衛にも繋がる

・著作権は料金の支払いがあって初めて譲渡される

・記事の再利用をする場合はリライトをした方がトラブルにならない

・権利関連の意識が低いクライアントは避ける

記事の非承認や不採用にあった場合は、どうやって書いた記事を資源として生かすかが大切になります。代金の支払いを受けない限り、一部であっても権利が相手に渡ることは無いのがポイントです。

著作権を含む様々な権利について学び、自分の権利を主張することは搾取されないために最低限必要な知識になってきます。

権利意識が低いクライアントや、個人事業者の参入ハードルが低くなっているからこそ、自衛の意識を持つことが大切になるのです。

次回→高評価はどうやって作る?リスクの低い実績の作り方(近日公開予定)

前回→【第6回】低単価案件は情報商材が原因?実際に募集者に問い合わせてみた件:悪質クライアント格闘記

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専業クラウドワーカーでフリーライター。収入アップよりも書く事にこだわる叩き上げ。 Twitterではクラウドソーシングの相場の情報のほか、連載に関する情報も発信しています。

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