【第8回】安全なポートフォリオの作り方!評価を下げずに実績を作る方法とは:悪質クライアント格闘記

【第8回】安全なポートフォリオの作り方!評価を下げずに実績を作る方法とは:悪質クライアント格闘記

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クラウドソーシングで仕事をしていると、いかに評価を下げないか、傷をつけないかは誰でも気になるものです。システム的に一度下がった数字を挙げることは難しく、余りに下がりすぎれば次の仕事に影響を与える可能性も大きくなるからです。

評価が下がることを恐れて思い切った行動がとれず、低単価に悩み続ける人もいます。しかし、実は低単価の仕事を受けなくても実績を作る手段が存在するだけでなく、低評価をつけやすいクライアントを避ける手段も存在するのです。

実績は評価システムの外でも作ることができる

次の仕事につなげるためには実績やポートフォリオを作ることが必要だと考える人は多いものです。実際にポートフォリオの提出を求められて、実績作りのために安い単価の仕事を請け負う人もいます。しかし、実績を作ることにこだわりすぎて低単価の案件を受け手時間をとられてしまう人も珍しくなく、収入を得るネックになることがあります。

注意したいのは、実績はクラウドソーシングのシステム外でも作れるということです。また、ライターの場合は実績の提示が記名記事とイコールではないのもポイントです。無記名の記事であっても手がけた記事は実績としてクライアントに提示することが可能です。

記名がないと不安になるという人もいますが、記名の有り無しで疑いを抱くクライアントとは取引をしないことをおすすめします。クラウドソーシングは仕組み上本人確認を行うことが難しく、記事の記名にあわせてアカウント名を変えることも簡単だからです。

もちろん、偽りの申告をすれば法的な責任を負う可能性があります。しかし、ただ疑問に思ったことを口にするだけで、確認の方法がずさんな相手であれば取引の安全性自体に疑問が生じます。

主観的な判断を優先するクライアントは評価も主観的に陥りやすいため注意が必要なのです。

記名の有り無しは交渉材料として使うこともできる

もちろん、記名記事があり、本人だと名乗れることは十分な武器になります。疑われる確率を下げられるという意味では大きなプラスになり、名刺代わりに使えるケースもでてきます。注意したいのは記事の最終編集権が自分にあるかどうかで、価値がプラスになるだけでなく大きくマイナスになるケースもあるということです。

ポイントになるのが文章の継ぎ接ぎや編集によって意味が通じなくなることや、意味が真逆になることがありえるということです。記名記事でも最終的な編集で内容が悪い方向に編集されてしまうこともありえるため、編集がどこまで行われるかはしっかりと確認する必要があります。

記名の有り無しと編集権を交渉材料に使い、単価を引き上げる人もいます。記名をすれば記事の責任もライターに帰属するのもポイントになります。リスクが高いと感じた場合は無記名で記事を書き、公開後の記事に問題がなければポートフォリオに組み込むことも可能です。

リスクと単価のコントロールが適正な評価につなげるポイントになるのです。

無記名記事のポートフォリオ組み込みを拒否される場合は相手を疑う

無記名の記事をポートフォリオに組み込んでいいかどうかで悩む人もいます。記事の買取で移動する著作権の範囲はどこまでかを考えた結果、組み込まないことを考える人もいるはずです。注意しなければならないのは、著作人格権の放棄などをとくに契約に組み込んでいない場合は、無記名記事であっても著作権は書いた人間が持っているということです。

クラウドソーシングの利用規約を良く読むと、著作権についてはある程度曖昧な部分があることがわかります。これは、あまりに厳密に定義をし過ぎてしまうと取引に支障をきたすケースもでてくるからです。取引は信頼関係と対等な立場が前提になっているため、一般的な商習慣から省略されている部分があるのもポイントになります。

余りにも相手が著作権に関して頑なな場合は、主観的に仕事をしている可能性が上がります。権利の拡大解釈は相手の権利の侵害にも繋がりやすく、一般的な感覚から外れた評価に結び付きやすくなることにも注意が必要です。権利侵害の恐れがある行うクライアントとの取引はご機嫌伺いが基本になりかねないため、精神的ストレスがかかりやすくなってしまうのです。

無記名記事のポートフォリオ組み込みを拒否される場合は記事が転売されているなど、自分が搾取される側になっている可能性もあります。それについて揉めても一銭の得にならないことが多いのもポイントと言えます。

権利の有り無しだけでなく、申告が必要なものか不要なものかを考えつつ、うまくコントロールする必要があるのがフリーランスです。相手の都合ではなくシビアに自分の損得を考えることも大切なのです。

まとめ

・実績は評価システム以外の場所でも作れる

・無記名記事もポートフォリオとして生かすことが可能

・権利関係が曖昧なクライアントは評価も主観的になりがち

クラウドソーシングで仕事をしているとどうしてもシステム内で評価を作ろうとしますが、実際の営業ではシステム外の仕事を実績として提示することも可能です。

複数の媒体を使い分けてリスク管理をすることや、人の目につく機会を増やしつつ評価を上げれば単価のコントロールも行いやすくなります。

また、権利関係が曖昧なクライアントは主観的な評価を行いがちなため、単価が高くても危ういクライアントは避けるなど工夫をした方が安定する傾向があるのです。権利と収益とリスクのバランスを考えながら、評価する相手選びまでコントロールする意識が重要になります。

 

8回にわたって行ってきた連載ですが、内容はいかがでしたでしょうか?

ポートフォリオの構築方法まで書くことができましたので、今回は一旦連載を終了させていただきたいと思います。

今後は不定期で更新を行う他、反響があった部分に関して記事を追加していく形式に改めたいと思います。

また新たに連載をしたいと思う内容が見つかった場合は新たに連載を開始する可能性もございますので、よろしくお願いいたします。

今までご愛読いただきありがとうございました。

 

 

 

 

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専業クラウドワーカーでフリーライター。収入アップよりも書く事にこだわる叩き上げ。 Twitterではクラウドソーシングの相場の情報のほか、連載に関する情報も発信しています。

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