【第6回】インタビュー記事は「編集」してナンボ!~ましろ流!インタビュー記事の書き方を徹底解説~

【第6回】インタビュー記事は「編集」してナンボ!~ましろ流!インタビュー記事の書き方を徹底解説~

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7月から続けてきた「インタビュー記事の書き方を徹底解説」の連載も、今回で最終回になりました。

最初から読んでくださっている方がどれだけいるか分かりませんが……、今の自分が持っているノウハウはすべて詰め込んだつもりです。あとは、検索流入も増やしたいですね(「インタビュー記事 書き方」でGoogle検索すると、現時点で3ページ目に表示される)。

最後のテーマはずばり、インタビュー記事の書き方! ……はい、ようやく記事本文を書き始めます。

文章のほとんどが会話文で構成されているインタビュー記事ですが、インタビュイーの発言をそのまま書き起こせばいいわけではありません。

話し言葉を書き言葉に変換したり、ときには大胆に回答の順番を変えてみたり。「編集」を行うことで、より読みやすく、より多くの人に届く記事になるのです。

はじめに:インタビュー記事は、できるだけすぐに書く

まず、インタビュー記事は、取材が終わったらできるだけすぐに書き始めましょう。理想は、取材から帰ってきたその日のうち。

取材直後であれば、インタビューの内容がまだ頭の中に入っている状態なので、単純に効率がいいです。

また、取材が終わったあとは、「いい話が聞けたから早く記事にしたい!」と、テンションも一番上がっているときのはず。その勢いに任せて、いつもより早く記事が書けてしまうかもしれません(もちろん、書き終わってからの推敲は必要ですが)。

スケジュールの都合でどうしてもすぐに書けない場合も、インタビュー音源の文字起こしや、簡単な構成だけは早めに済ませておくのをおすすめします。

インタビュー記事を書く際の4つのポイント

文字起こしはほどほどでいい

インタビュー記事を書く工程では、最初に「文字起こし」という、ICレコーダーの音声をテキストに書き起こす作業が入ります。

一言一句丁寧に文字起こしする人、そもそも文字起こしをしない(音声を聞きながら、直接本文を書き上げてしまう)人など、様々なやり方がありますが、私は「一応すべて文字起こしするけど、かなり適当」タイプです。

文字起こしのテキストを誰かに見せるわけではないため、誤字や変換ミスも基本そのまま。改行も、喋っている人や話題が変わるタイミングで入れる程度に留めます。誤字などをいちいち修正していると、文字起こしだけで実際のインタビュー時間の何倍もの時間がかかってしまうので。

言い回しは変えてもいい

文字起こしされたテキストを読んでみると、インタビュイーの話し方に独特の癖があることに気づくと思います。

語尾がすべて「ので」だったり、言葉と言葉の間にやたらと「ちょっと」が挟まっていたり。

インタビュー記事だからといって、相手の発言をそっくりそのまま書き写す必要はありません。読みやすい記事になるよう、不要な言い回しは適宜修正しましょう。

また、話しているぶんには問題がなくても、文章としては不適切な場合もあります。そうした話し言葉も、意味が変わらない範囲で書き言葉に変換しましょう(例:めっちゃ嬉しいです→すごく嬉しいです)。

ただし、すべて書き言葉にしてしまうと固い文章になってしまうので、インタビュイーの人柄が伝わる程度には話し言葉も残す必要があります。

どのくらい残せばいいかは……、場数を踏んで覚えるしかありません。私自身、まだその辺のバランスがよく分かっていません。

ときには回答の順番を変えることも必要

インタビュイーに話していただいた内容と、記事に書く順番は、必ずしも一致させる必要はありません

他のライターさんがどうしているのかは分かりませんが、少なくとも今までに書いたインタビュー記事で「話した順番と違う」と相手方から指摘されたことはないため、たぶん大丈夫だと思います。

例えば、実際のインタビューでは「①→②→③→④」の順番でも、②で予想以上に面白い話が聞けたのであれば、「②→①→③→④」という風に入れ替えたほうが、冒頭で読者の興味を引けて、続きを読んでもらいやすくなります。

「削る勇気」を持つ

1時間のインタビュー音源を文字起こしすると、おそらく1万字程度のボリュームになるはず。

これだけの話が聞けたのだから、すべての情報を記事に盛り込みたいところですが、そうするとおそらく、文字数の割に内容が薄い記事になってしまいます。

本筋とは関係ない雑談、あまり有意義な回答が得られなかった部分などは思いきって削除して、内容の濃い記事に仕上げましょう。

これまでに私が書いた記事だと、平均して「半分」は削っていると思います。1時間のインタビューなら5,000字。2時間でようやく1万字の記事になるイメージです。

おわりに:インタビュイーからの修正指示には、真摯に応じよう

書き終わった記事は、公開する前に必ずインタビュイー本人に内容をチェックしてもらいます

どれだけ気をつけて書いても、発言の意図と違う文章になってしまう可能性はあります。また、取材中は盛り上がったけれど、記事として公開すると問題になりそうな話題もあるかもしれません。

この表現を修正してほしい、この発言を削除してほしいなど、先方からの修正指示には基本的にすべて応じましょう。

たまに、SNSで「インタビュー記事を取材相手に事前確認させるライターは2流」と言っている人を見かけますが、無視していいです。その人は、インタビュイーの知名度を利用して、自分に都合のいい記事が書きたいだけなので。

まとめ

  • インタビュー記事は、取材が終わったらできるだけすぐに書き始める
  • 話し言葉は書き言葉に変換したり、回答の順番を入れ替えたりして、読みやすい記事に編集する
  • 記事の公開前には、必ずインタビュイー本人に内容を確認してもらう

僭越ながら、全6回にわたってインタビュー記事の書き方を解説してきました。

取材交渉や、インタビューを円滑に進めるためのコミュニケーション能力。インタビューの内容を咀嚼して、より分かりやすい記事に仕上げるための文章力や構成力。

インタビュー記事を書くためには様々なスキルが必要ですが、何よりも大切なものがひとつあります。それは、インタビュイーへの敬意

この人にインタビューしたい、この人の言葉を多くの読者に届けたいという想いがあれば、そのために何をしなければいけないかは自然と分かってくるはずです。また、相手への敬意があれば、下調べなしでインタビューに臨んだり、記事を事前確認させないといった発想には至らないでしょう。

ライターの方は、ぜひインタビュー記事にも挑戦してみてください。それでは!

初回 →インタビュー記事のメリットとは?実績はどう作る?

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4コマ好きのフリーライター兼ブロガー。最近はインタビュー記事にも挑戦中。

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