イラスト初心者は「ペンタブ」「液タブ」どっちを使うべき?

イラスト初心者は「ペンタブ」「液タブ」どっちを使うべき?

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一昔前に比べて、「イラストレーター」という仕事は私たちの身近な仕事になりました。
ほんの10年ほど前まで、イラストレーターを目指す人間はデザイナー事務所で修行したり、企業にポートフォリオを持ち込んで仕事を確保するのが普通でした。

しかし現在ではSNSなどで作品を公開しているだけで、自然と仕事が舞い込んでくるケースも増えてきています。
もちろん一定以上の画力があることが条件ですが、昔と違って「自分を売り込む手間」は大幅にカットできるようになったのです。
イラストを描ける方にとって、今や「イラストレーター」は縁遠い職業ではありません。

イラストレーターを身近にした大きな要因のひとつが、「タブレット端末」の普及です。
鉛筆画・漫画・水彩画・油絵etc…タブレットとPCさえあればどんな画風のイラストでも作成できます。

アナログで綺麗なイラストを描くためは「画材」が必要ですが、最低限の画材を揃えるだけでも十数万円かかるなんてことも珍しくありません。
ところがタブレット端末は数千円~数万円程度で購入でき、あらゆる画材に代わる万能アイテムとして活躍してくれるのです。
経済的な面から見ても、タブレット端末はイラストレーターの強い味方になっているといえるでしょう。

ペンタブと液タブって何が違うの?

タブレット端末には、大きく分けて2種類あります。
一般的に「ペンタブ」と呼ばれているタイプと、「液タブ」と呼ばれているタイプです。

どちらもイラストを描くための機械であることに変わりはないのですが、それぞれに一長一短があります。
これからタブレット端末を購入する方は、ペンタブと液タブの違いをしっかり把握して、自分に合った方を選択してください。

ペンタブとは?

画像出典元:Amazon.co.jp

ペンタブは、正式名称を「ペンタブレット」と言います。
板状のタブレット端末の上をペン型のマウスでなぞることで、フリーハンドでデジタルイラストを作成できる端末です。

よく「ペンタブ」「液タブ」という分け方をされますが、厳密に言えば「液タブ」もペンタブの一種です。
ペンタブにもいろいろな種類があるので、とりあえず端末本体に液晶画面がついていないのがペンタブと覚えておけばよいでしょう。
また、液タブと明確に区別するために「板タブ」と呼ばれることもあります。

ペンタブのメリット

ペンタブのメリットは、自分の手でイラストが隠れないという点ですね。
手描きでイラストを描いていると、自分の手が邪魔で細かい部分が見えにくくなることってありますよね?
しかしペンタブの場合、作成中のイラストはPC画面に表示されているので、イラストの隅々までくまなくチェックできます。

また、一般的にペンタブは液タブよりも安いです。
安い物だと2000~3000円くらいで買えますし、プロ仕様のモデルでもせいぜい1~2万円です。
使い勝手が違うだけでイラストのクオリティは全く同じように仕上がるので、初心者は安めのモデルを買ってみるとよいでしょう。

ペンタブのデメリット

ペンタブのデメリットは、慣れるまでに多少時間がかかるということです。
アナログでイラストを描いていた期間が長い人ほど、ペンタブを使いこなすまでには時間がかかってしまう傾向があるようです。

ペンタブでイラストを描くには、タブレット端末の上で手を動かしながら画面を見続ける必要があります。
この「手元を見ずに絵を描く」という動作に違和感を感じる方も多く、画力はあるのに「ペンタブに慣れなかった」という理由でアナログに戻る方もいます。

液タブとは?

画像出典元:Amazon.co.jp

液タブはペンタブの一種で、正式名称を「液晶画面つきタブレット」と言います。
タブレット端末自体に液晶画面がついていて、その画面の上でペンを動かすことでイラストを作成していきます。

要するに、スマホを使ってイラストを描くような感覚ですね。
画面そのものがペンの動きを感知してくれるので、手描きの感覚をそのままにイラスト作成を行うことができます。

もちろん、スマホでイラストを描くよりも遥かにクオリティの高い作品を仕上げることが可能です。
液タブは基本的に高機能なモデルが多いため、プロのイラストレーターにも液タブを愛用している方が多いようです。

液タブのメリット

液タブのメリットは、初心者でも使いやすいということですね。
手元を見ながら描けるので慣れるまでに時間がかかりませんし、板タブよりも感覚的な操作が可能になっています。

また、板タブに比べて高機能なモデルが多いというのも液タブの魅力のひとつ。
3Dモデリングに適しているものや、細かな傾きが検知できるものまで様々なタイプの液タブがあります。

液タブのデメリット

液タブにはデメリットも意外と多いです。
最もよく言われるのが値段が高いということでしょうか。板タブが数千円から購入できるのに対し、液タブは軽く10万円を超えます。
プロ仕様のモデルになると、新品で30万円台の液タブもゴロゴロ…

また、サイズが大きいので場所を取るというのもデメリットのひとつ。
PCのディスプレイが1個増えるようなものなので、液タブを使うならPCデスクも広くする必要があります。
今お使いのPCデスクがキーボードを置くスペースしかないようなタイプなら、まず液タブを置くのは不可能です。

そして使って初めてわかるデメリットとして、本体が熱くなるというものがあります。
液タブは熱を発するため、夏場などは手汗がにじんで画面が見えにくくなってしまうのです。
熱いままで使い続けると製品寿命を縮める結果にもなるので、排熱の工夫をする必要もあるでしょう。

初心者はペンタブと液タブのどっちを買うべき!?

今回は簡単にペンタブと液タブの違いを比較してみましたが…
結論として、初心者が使うなら「ペンタブ(板タブ)」がオススメですね。

確かに液タブは「初心者でも簡単に使える」のですが、「初心者には管理が難しい」端末でもあります。
置き場所・排熱問題・値段など、液タブを使うためにはいくつもの関門を乗り越える必要があるのが痛いですね。
すでにイラストで稼げているプロならともかく、初心者が手をだすにはハードルが高すぎるように思います。

ただ、ペンタブでも液タブでも「イラストの仕上がり」は全く変わりません。
PCへの入力方法が違うというだけで、どちらの端末を使っても全く同じクオリティのイラストを仕上げることが可能です。

最終的には好みの問題ですが、「液タブじゃないと綺麗なイラストが描けない!」なんてことは一切ないのでご安心を。
大きな電気屋さんに行けばお試しコーナーがあったりするので、両方を使ってみて自分に合ったほうを選んでみてくださいね。

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2 Comments

  1. 投稿ありがとうございます!イラスト入力用デバイスにも種類があるんですね。非常にわかりやすい記事だと感じました。

    一点、Amazon.co.jpのリンクだけ外して頂いた方が良いかもしれません。詳細は以下のガイドラインをご確認お願いします。(リンク無効にするだけで問題ないと思います。)
    https://wrive.net/guidelines#i-7

  2. チェックありがとうございました!
    画像出典元のリンクは無効にしておきました。

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